リフォームのポイント

業者選定について

 リフォーム工事をどの業者に頼めばよいかわからないという話はよく聞きます。情報の入手先としては「いつも利用している業者」「インターネット」「チラシや広告」「友人知人」
「ショールーム」などが一般的ですが「飛び込みの営業マン」や「建築設計事務所など」のほか最近では「ホームセンター・家電量販店のリフォーム部門」に注文するという方も多いのではないでしょうか。いずれにしろ大切なことはその業者に確かな実績があって担当者が親身になって仕事をしてくれるかということに尽きると思います。知人の口コミであれば信頼度は上位に位置すると思いますし、ホームページに実績を多く上げている業者も一応の安心感を得ることができると思います。その業者の実際の施工したお宅に連れて行っていただくことができればそれも有効な判断材料になると考えていいでしょう。業者を複数指名してプレゼンテーションや見積書の内容を比較する場合でも、単独で指名する場合でも信頼関係ができるまでいろいろな質問のキャッチボールをして納得の上での指名をお願いします。
 また、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理センターという団体では「増改築相談員」という資格を作り、定期的な講習会により継続した知識の習得を図らせており、そんな資格者のいる業者を選定することもいいのではないでしょうか。
また、各市町村や地域の建築組合等でも定期的な無料住宅相談会を開催していますので問い合わせてみてください。
 あってはならないことですが、不幸にして引き渡し後に不具合が生じて施工業者とトラブルになることがまれに発生します。そのようなときは上記の(公財)住宅リフォーム・紛争処理センターでは第三者機関として紛争処理にあたっていただけますので相談してください。 http://www.chord.or.jp

見積もりについて

建築工事の見積書はわかりにくいという話もよく聞きます。確かに聞いたことのない材料名や工事名が面積や人工(にんくと読み職人が何人かかるという意味です)で表され、その数量の信ぴょう性は業者への信頼によって保たれる場合が多いのですから心配になることもごもっともなことと思います。
 また、見積書は工事の範囲や内容を表すものでもありますから、お願いしたい仕事が全部反映されていなければなりません。その判断も最終的にはお施主様がするわけですから、納得がいくまで説明を求めて理解をしてください。その説明ができてこそ業者は業者としての信頼が得られるというものです。
 (公財)住宅リフォーム・紛争処理センターでは上記の紛争処理のほか「見積もりのチェックサービス」も行っていますのでどうしても心配な方は相談してもいいでしょう。

工期と工事の時期のこと

 工事場所が住宅(密集)地である場合、ほとんどのリフォーム工事では近隣の住人にご迷惑をかけることとなります。もちろんお住まいになっているお施主様の生活に一番の影響が出ることは言うまでもありません。暖房や冷房が必要な時期であれば部屋を閉め切ることができないことによる体調への影響も考えなくてはなりませんし、窓を開けて仕事をすれば臭いや騒音の問題も出てくることもあります。
 施工業者としても様々に改良された養生の機材によって工事の悪影響を発生させない努力はいたしますが、工事ですからご迷惑をおかけすることとなります。
 工事の優先順位を明確にしていたずらに工期を長引かせない計画も必要でしょう。また、工事にはそれに適した時期(季節)があることは確かですが、各業者の施工能力を考えてもその時期だけに工事を集中させるわけにはいきません。例えば冬季のように工事を避けたい時期でも業者によっては施工者の労働力確保の観点から多少のコストダウンを図っても受注したい季節があります。もちろん施工不能な工事種別もありますが、適切な工程管理の上の施工を約束してもらいながらコストダウンをする相談をしてもよいかもしれません。

(記事提供元)
有限会社 高橋工務店
高 橋 達 平
一級建築士
増改築相談員

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